シムジアの早期併用

シムジアの投与方法

シムジア併用群:MTX+シムジアで治療開始
MTX単剤群:MTX単剤で治療開始

シムジアの投与方法:2週間に1回の投与。0,2,4週は1回400mg(2本)、6週以降は1回200mg(1本)投与する。
MTXの投与方法:8mg/週で開始し、4週後には12mg/週、8週後に16mg/週まで増量し、有害事象がなければ以後そのまま投与量を維持する。

結果

シムジア併用群111人、MTX単剤群73人が52週間の試験期間を完了しました。

第1番目の評価項目は、レントゲン上の関節破壊の進行で設定されました。mTSSという方法を使って評価しました。これはレントゲン所見を点数化し、最初の時点と52週時点での点数を比べ、点数の増加が0.5以内に治まっていれば構造的寛解とされるものです。mTSSの点数の増加は、シムジア併用群で平均0.36、MTX単独群で平均1.58であり、シムジアの方が有意に進行が抑制されていました。また、mTSSの増加が0.5以内という条件を達成していた患者さんの割合も、シムジア併用群で82.9%、MTX単独群で70.7%と、これもシムジア併用群の方が優れていました。

SDAIでみた52週後の寛解達成率も、シムジア併用群57.9%、MTX単独群33.8%とシムジア併用群が優れていました。

安全性に関してはこれまでの報告と比べ特記すべきことはありません。

治療薬

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