新型コロナウイルスワクチン3回目接種

久しぶりの更新となってしまいました。
今回は12月1日に新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を受けてきたのでご報告します。

1・2回目は2021年3〜4月にファイザー製のワクチンを受けていました。今回もファイザー製のワクチンを受けました。

夕方に接種しましたが、その日の夜中にはやはり接種部位が痛くなり、翌朝にかけてだんだんと接種側の肩が上がらなくなりました。接種翌日は倦怠感もでました。仕事中は倦怠感はあまり気になりませんでしたが、夕方帰宅後にどっと感じるようになって、夕食までの間に少し仮眠をとりました。

これらの症状は接種翌日がピークでその後はだんだんと軽快していきました。ここまでは2回目接種の時と一緒でした。

ただ、今回接種2日後に微熱が出ました。37.5度程度でした。解熱鎮痛薬を飲めばすっと治まる程度ではありました。2回目接種の時と違ったのはここだけでした。

以上が私のケースの報告です。

ここからは、3回目のワクチン接種の効果と副反応が一般にはどう言われているかご紹介します。

一般に、3回目の副反応の出現率は2回目と概ね変わらないと言われています。これは欧米でファイザー製ワクチンを用いて3回目接種を行った場合の比較的大規模な報告からのデータです。

一方で効果はどうでしょうか。mRNAワクチンを2回接種完了してから半年経過すると、感染予防効果は20%程度に落ちてしまうと言われています。ただし、感染したときの重症化予防効果は保たれます。従って、半年経っても全く効果がなくなるわけではありません。

ここに3回目接種を行うと、イスラエルからの報告によれば、感染予防効果は11.3倍上がるとされています。3回目接種の副反応により仕事に支障が出る方の頻度は10%程度ですので、やはり3回目接種は大いに意義があると考えます。

ここ最近の日本の感染状況、世界各国での感染状況を見てみると、ワクチン接種のみが感染予防に役立つとはいえない状況です。しかし、ワクチン接種が役立っていることは事実だと感じています。おそらく、日本人の真面目な感染対策(手洗い・うがい、マスク着用、換気等)とワクチン接種などの総合的な効果で一旦の小康状態が得られたと想像します。

ある程度今後も目処がたつまでは、ワクチン接種の継続も必要であると感じています。

新型コロナウイルスに関する他の記事

新型コロナウイルスワクチンの副反応
リウマチ性疾患患者さんの新型コロナワクチン接種
新型コロナウイルス変異株に対するワクチンの効果
デルタ株に対する新型コロナウイルスワクチンの効果
12〜17歳に対するコロナワクチン接種

ブログ記事一覧へ戻る
トップページへ戻る