血管炎と妊娠の情報サイト

今回は膠原病と妊娠に関わる話題です。膠原病の中でも特に血管炎を取り上げます。

私たち膠原病内科医が診療する血管炎は非常にたくさんありますが、血管炎の中でも高安動脈炎、IgA血管炎、川崎病は比較的若年の方が罹患する疾患であり、病気を持ちながら妊娠を希望する方もおられます。

そういった方で困るのは、血管炎と妊娠に関係する「情報がない」ということです。

病気を持ちながら妊娠・出産できるのか、薬はどうしたらいいのか、子どもに遺伝しないのか、など様々な疑問が出てくると思いますが、患者さんにはなかなかそれに関する情報が手にできないのも事実です。

膠原病内科医の中では、最近膠原病と妊娠に関わる分野(母性内科)の啓発が進みつつあります。そんな中で、患者さん向けの「血管炎と妊娠」に関する情報サイトができましたのでご紹介します。

VPREmama(血管炎のブレママ情報サイト)というサイトです。まだ情報量は少ないですが、今後の発展に期待したいと思います。

また、以前も紹介しましたが、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・若年性特発性関節炎・炎症性腸疾患の患者さんの妊娠に関わる情報サイトは既にあり、多くの情報が載っています。薬に関わることについては血管炎の患者さんにも当てはまることは多いので、参考になるかもしれません。

全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎(JIA)や炎症性腸疾患(IBD)罹患女性患者の妊娠、出産を考えた治療指針

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