エンブレルの減量・休薬

エンブレルの投与方法

第1期
最初の52週間(つまり1年間)は、全ての患者さんにMTX+エンブレル50mg(週1回)を投与しました。

第2期
その後の39週間(当初から起算して52週後〜91週後)は、
 ①エンブレル減量群:エンブレル25mg(週1回)+MTX
 ②エンブレル休薬群:MTXのみ
 ③休薬群:MTX・エンブレルいずれも中止
の3群に振り分けました。

第3期
その後の24週間(当初から起算して91週後〜117週後)は、どの群もMTX・エンブレル両者を中止しました。

結果

第1期では、306人の患者さんにMTX+エンブレル50mgが投与されました。そのうち215人(70%)がDAS28<2.6という寛解の基準を満たしました。これまでご紹介してきた論文と比べてかなりいい数値に見えますが、これは、発症早期に当初からMTX+生物学的製剤という強力な治療を行っている影響があると考えられます。

第2期では、第1期の期間中の39週時点で低疾患活動性以下、52週時点で寛解を達成していた患者さんを上記の3群に分けました。その結果は、エンブレル減量群:63人、エンブレル休薬群:65人、休薬群:65人という人数でした。

ステロイドを使用せずに24週時点と39週時点で寛解を維持していた患者さんの割合は、
 ①エンブレル減量群で63%、②エンブレル休薬群で40%、③休薬群で23%
、でした。

①群の方が②群よりも、そして②群の方が③群より有意(統計学的)に多いと言ってよい結果でした。

第3期では、すべての患者さんでMTXとエンブレルいずれも中止しましたが、やはりいずれの群でも寛解の達成率が下がります。①群と②群の差もなくなりました。

関節破壊については、いずれの群でも進行は見られず、群の間の差も認めませんでした。