シムジアの休薬

治療内容

シムジア休薬群:治療開始〜1年後(1年目)→MTX+シムジア、1年後〜2年後(2年目)→MTX単独(シムジア休薬)
MTX単独群:治療開始〜2年後(1年目〜2年目)→MTX単独

結果

シムジア休薬群では108人で2年目をスタートしましたが、2年終了まで試験を完了できたのは74人でした。つまり34人が試験を完了できませんでした。そのうちの大部分にあたる28人は疾患活動性が悪化し、シムジアの再開が必要になったというのがその理由でした。MTX単独群では、71人で2年目をスタートし、57人が2年間を完了しました。

2年完了後のレントゲンでの関節破壊のスコアを見てみると、シムジア休薬群の方が進行が抑えられていました

SDAIなどの寛解達成率を見てみると、シムジア休薬群では休薬から16週程度の間は寛解達成率は低下しますが、その後は達成率は横ばいに近い傾きになっています。2年完了時でもMTX単独群に対して優れた結果を維持していました。

具体的な数値で見ると、2年目のスタート時点のシムジア休薬群のSDAI寛解達成率は79.6%(108人中86人)、2年終了時点は55.6%(108人中60人)となります。