当院受診をお勧めしたい患者様(Part①)

現在患者様受け入れに向けて準備中ですが、今回は当院受診をお勧めしたい患者様はどんな患者様かご案内させていただきます。当院は、関節リウマチを始めとした膠原病を診療する内科です。

当院の受診を検討いただきたい患者様は、
簡単に言えば、今のご自身のリウマチの状態に不安をお持ちの方、もしくは今までリウマチ専門医にかかったことがない方です。

今回から、何回かに分けて具体的な例をご紹介していきます。

1.今までリウマチ専門医にかかったことがない方

ヨーロッパリウマチ学会の推奨

現在のリウマチの分野をリードするのはヨーロッパのリウマチ学会ですが、そのヨーロッパリウマチ学会の推奨(医師が読むことを対象とした向けの指針)では、簡単にまとめると、リウマチ患者さんはリウマチ専門医にかかるべきである、とされています。もう少し詳しくみると具体的には、リウマチは同じ病気でも症状の出方や治療反応性は個々によって異なる多様性の高い病気であり、治療薬も高額なものが多いため、リウマチ専門医とよく相談した上で治療方針を決定しリウマチのマネージメントを行うべきとされます。

とはいえ、なかなかそれが難しい現状があります。関節リウマチは100〜200人に1人と、稀とまでは言えない程の病気ですが、一方でリウマチ専門医の数はまだまだ少なく、関節リウマチになったからといってリウマチ専門医のいる病院・診療所に誰もが毎月毎月通院することは難しいです。

ここからは個人的な意見になりますが最低限、①初めて診断されたとき、②治療を開始するとき、③治療を変更したとき、④治療変更なく安定しているときでも3〜6ヶ月毎程度、といったタイミングではリウマチ専門医にかかるのがよいと思います。