アクテムラの効果

アクテムラの投与方法

DMARDs群:従来の抗リウマチ薬を投与(生物学的製剤は含まれない)
アクテムラ群:アクテムラ点滴のみを投与

結果

52週時点でのレントゲンでの骨破壊のスコアをみると、アクテムラ群の方が進行が抑えられていた、つまり骨破壊の進行が抑えられていました

ACR20(≒20%ぐらいよくなった)、ACR50(≒50%ぐらいよくなった)、ACR70(≒70%ぐらいよくなった)の達成率は以下のような数値です。
 ACR20:アクテムラ群=78% DMARDs群=34%
 ACR50:アクテムラ群=64% DMARDs群=13%
 ACR70:アクテムラ群=44% DMARDs群=6%
いずれの指標でも統計学的に有意差があって、アクテムラ群の方が成績がよいといえる結果です。

HAQで測った日常生活機能の指標についてもアクテムラ群の方が改善していました。

有害事象(≒副作用)については、やはり感染症に最も注意が必要ですが、アクテムラに限ってみられる特殊な副作用は見られません。