リハビリテーション:水泳(水中ウォーキング)
☆患者さん向け☆
先日、息子と一緒に市営プールへ行ってきました。
プールに行ったのなんて10年ぶりぐらいでしょうか。息子はスイミングを習っていますが、ウォータースライダーがあるプールなんて行ったことがなかったので、「記念写真を撮ってから帰ろう」と言うぐらいに大はしゃぎでした。
さて、リウマチと水泳について。
リウマチ患者さんにとって水中ウォーキングは比較的よいとされています。
リハビリというと大げさに感じられるかもしませんが、関節周囲の筋肉を強くしてやることによって関節を支える力が強くなり、関節にかかる負担を減らしてやることができます。
リウマチは関節に負担がかかると症状は悪化しますので、関節周囲の筋肉を強くして関節に掛かる負担を減らすのはリウマチにとっては良いことです。
通常、屋外を歩くと重力により関節には負担がかかります。一方で前方に歩くこと自体は関節にはそれほど負荷はかかりません。
しかし、水中では浮力により重力からくる関節負担はかなり軽減され、一方で前方に歩くことに関しては水による抵抗で負荷がかかります。
この水中での負荷のかかり方は、リウマチ患者さんが筋力を強くするには非常に効率的です。
ただし、急な負荷増加や、やりすぎはよくありませんので、関節の調子を見ながら少しずつ付加を増やしていって下さい。