SLEに対するプラケニルの効果
まとめ
これらの効果を表でまとめておきます。
エビデンス:高 ・活動性の抑制 ・致死率の低下 |
エビデンス:中 ・骨密度の増加(特に脊椎) ・血栓症の予防 ・不可逆性の臓器障害の予防 |
エビデンス:低 ・重症再燃の抑制 ・ループス腎炎の寛解達成に対する補助効果 ・血中の脂質に対する効果 ・骨壊死の抑制 |
エビデンス:とても低 ・動脈硬化の減少 |
ヒドロキシクロロキンは欧米では、SLE患者さんの多くが飲んでいる薬で推奨度も高いものです。ステロイドのように飲めば速やかに効果が見られ、目に見えた形で効果の得られる薬ではありませんが、再燃率を下げたり、臓器障害から守ってくれたり、影でしっかり支えてくれる薬剤と言えます。
日本でもすべてのSLE患者さんが飲みましょう、と言うにはまだ日本人でのデータが少ないとは思いますが、SLE治療に欠かせない非常に重要な薬であることは間違いないと思います。
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